CANDIES~girlish hardcore
[2010, Japan] theater
指輪ホテル・羊屋白玉演出による舞台作品「CANDIES~girlish hardcore 2010」及び「CANDIES 2011 chapter 1:Kitty」の音楽を、スカンク、船橋陽とともに担当。
©YUBIWAHotel 2012 撮影:畑瀬邦彦
Mesujika DOE(雌鹿DOE)
[2009, Japan & U.S.A.] theater
日米国際演劇プロジェクトにドラマトゥルクとして参加。社会、そして自然界の他者との関係から自己の核心を獲得するための戦いを、異言語や異文化間を行き来しながら描くプロジェクト。トリスタ・ボールドウィン(戯曲家)と羊屋白玉(演出家)をはじめ、日米の役者・スタッフとともに創作に携わった。2009年から複数年にわたるリサーチとワーク・イン・プログレス公演を経て、複層のストーリーテリングを通して両国の観客に字幕なしで語られる作品を発表した。
Photo: Rich Fleishchman
会場:2010年8月プレイライツ・センター(ミネアポリス、アメリカ)、2011年7月 シアター・オブ・ユーゲン(サンフランシスコ、アメリカ)、2012年1月 森下スタジオ(東京)ほか
主催:指輪ホテル
TOKYO BORDERS TRAVEL SKETCH: The Seven Deadly Sins
(マイノリマジョリテ・トラベル公演 「東京境界線紀行『ななつの大罪』)
[2006, Japan] site-specific performance, audience participatory theater
2005年、マイノリティとマジョリティの境界線に挑むアート・アクション・ユニット「マイノリマジョリテ・トラベル」を設立し、以来主宰をつとめる。2005年度は羊屋白玉(演出家)と三宅文子(プロデューサー)をパートナーに迎え、明治安田生命社会貢献プログラム「エイブルアート・オンステージ」の助成をうけて「東京境界線紀行」プロジェクトを開催。「障害」と「健常」の二元論的な枠組みに疑問を投げかけ、「自らの特徴や背景のマイノリティ性によって社会生活において障害を経験したことがある」人々を公募。アウトリーチとオーディションを経て、異なる身体障害や、精神障害、性同一性障害、摂食障害、アルコール依存症を自覚するメンバーや、セクシュアル・マイノリティ、在日外国人、路上生活者、三味線奏者など、多様な参加者が集まった。メンバーとともにキャラバンを組み、それぞれが属するコミュニティを訪ねあってアイデンティティの境界線を跨ぎながら東京の複層を旅した。この半年間の共同体験から舞台作品を創作。東京都交通局の協力を得て都バスを貸し切り、バスの中、ストリート上、劇場の中で起こる三部構成の公演「東京境界線紀行『ななつの大罪』」を2006年4月に発表した。観客とともに様々な境界線を旅する体験型のツアー・パフォーマンスを通して、自己と他者を識別するアイデンティフィケーションの普遍性を示唆し、日々無意識に行っている差別の過程を可視化した。
初演・会場:2006年4月 東京都バス、SpaceEDGE、ほか(東京)
Upacara Bayu Ruci: Making Love with the Winds of Solo
(ソロの風と愛を交わす)
[2004, Indonesia] site-specific performance, audience participatory ritual
中央ジャワのラウー山頂にあるスクー寺院遺跡にて、五感を通して風神と交合う観客参加型の儀式パフォーマンスを企画。カランガニャール地方政府観光局とスプラプト・スリョダルモ(瞑想家)の協力を得て、作曲、演出を含む総合監督を務めた。ソロ市のガムラン楽団や古典舞踊家、美術家、そして山上の遺跡周辺に住む村民たちとの3ヶ月に渡る共同作業を経て、数百人の観客と共に9月に執り行った。
振付:岡戸香里 / 美術:ダリル・ウィルソン
楽器編成:ガムラン、風鈴、声、ほか
演奏:スミ、ペロッグ、ウィチャック、バユ、ガンドゥン、インドラ、プグ、プトゥ、シギット、アリス
踊り:岡戸香里、THスリ・クルニアティ、リアナ・エンジェルノヴァ、小林英恵
初演・会場:2004年9月 スクー寺院(カラガンニャール、インドネシア
Allison’s Journey (アリソンの旅路)
[1999, U.S.A.] concert music
楽器編成:弦楽四重奏
アリソン・ロックウェル振付舞踏作品「Falling, Floating & Hanging」のために作曲
Filter Works:
© Tomoko Momiyama